市場調査会社のSSG-NOW(Storage Strategies NOW)は57%のCIOとストレ-ジアドミニストレ-タ-はCloud storageを既に採用しているか検討中であるとの調査結果を発表。保存対象のデ-タはe-mail, front office application, data backupの順となっており、採用の理由は経費削減(16%)、TCO削減(14%)、ビジネスの効率化(14%)、オフサイトのインフラ構築の代用(12%)となる。一方不安材料は実績が十分でない事・信頼性・セキュリティ-・特定のベンダ-から離れにくくなる事・インテグレ-ションが難しそうな事等が挙げられている。このようにクラウドに対する不安は残るものの多くの企業が採用を前向きに考えている為、今後成長が見込まれる市場と見られている。一方、文書保存業で米国最大のIron Mountainは2年前に開始したクラウドストレ-ジサ-ビスのVirtual File Storeの終了を発表。この一年でEMCのAtmos OnlineやVaultscape等もCloud storageを撤退しており、価格競争等の影響で短期的な利益追求では継続が難しい企業が多く発生している。但し今後の成長は間違いない市場と見られている為、今後はストレ-ジの専門サ-ビス業者が価格で競争しながら淘汰されていくか、若しくはビジネスアプリケ-ションの一部としてCloud storageの存在が確立され、単なる価格競争とはならない市場に進んでいくのか注目される。
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