2011年6月21日火曜日

拡大するEnterpriseソフトのクラウド化


ERP等のエンタ-プライズソフトウエアを提供するSAPはクラウド強化の一環としてAmazon Web Serviceの対応を発表。今までもIBM, Dell, Verizon等が顧客へのホスティングサ-ビスとしてSAPのソフトウエアをプライベ-トクラウドで提供してきたが、今後はAmazonのパブリッククラウドでの利用が可能となる。今回の発表ではSAPRapid Deployment solutions (CRM, SCM等でプレ・パッケ-ジ化されたサ-ビス)及びBusiness Objects (ビジネスインテリジェンスツ-)が対象となっているが、今後は通常のERPソフトも対象となるように対応を拡大する事を計画。現在SAPのソフトウエアを利用しているユ-ザは今後Amazonのパブリッククラウドへ移行する事も可能となるが、個人での移行は容易では無い為、システムインテグレ--が移行サ-ビスの提供を計画。その動きを先導する形でIT-ビス・コンサルティングを提供するCapgemini社はSAP-ザのAmazon移行サ-ビス提供を発表。又新規導入でAmazonを採用する企業にも各種インテグレ-ションサ-ビスの提供を計画。サ-ビスはAmazonとの共同で提供される事となり、北米でサ-ビス開始後、順次ヨ-ロッパの各国へと拡大させる事を計画。Amazonのクラウド環境では既にOracleのソフトも一部提供されており、大手エンタ-プライズソフトウエアのクラウド化が進行している証となっている。ERP等大規模ソフトウエア導入は大手企業に限定されてきたが、パブリッククラウド化の進行と共に、M層市場等にどこまで拡大していくか注目される。

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