2006年8月よりAppleの社外取締役であったGoogle CEOのEric SchmidtがAppleを辞任。Googleが進めてきたAndroid, Chrome等のOS・Browser、及び携帯電話の戦略でも両社の競合性が強まってきた事が背景となる。以前の両社は違うアプローチでUser Experienceの向上を目指していたが、最近では重なる領域が拡大してきておりFTC(米国連邦取引委員会)は両社の取締役を重複する事は独占禁止法に触れるのではないかと調査を開始していた。今回の辞任はFTCの調査から逃れる事だけでなく、今後両社はHead to Headの競合として争っていく事を公に宣言したと見る事が出来る。一方FTCは今回の発表後も調査を継続しており、今後どのような結論を出すかが注目されている。又Eric Schmidt以外にもApple, Google両社の社外取締役を兼任しているArthur Levinsonの去就も注目されている。Arthur Levinsonは今年の4月までバイオテクノロジ-の研究を中心とするGenentech社のCEOでありGoogle, Appleとは競合関係ではない。但し競合する両社の情報入手可能な状態で経営に関わる事をどのように判断するか、今後の動きが注目される。
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