2010年12月24日金曜日

OracleとSAPの訴訟に$120Mの判決

OracleがSAPに買収されたTomorrowNowがOracleのソフトやドキュメントを不正にダウンロ-ドしたとして訴えていた裁判で、SAPに対し$120Mを支払う判決がでる。TomorrowNowはOracleが買収したPeopleSoft, J.D. Edwardsのサポ-ト・サ-ビスを提供していた為、SAPはOracleの顧客を自社に切り替える目的で2005年にTomorrowNowを買収。但し買収後2007年にOracleから訴えられ、係争中にSAPは不正ダウンロ-ドを認める事となった為2008年にはTomorrowNowのビジネスを閉鎖。今回の判決は過去と将来の弁護士・訴訟費用が中心で$120Mという金額の設定となっているが、Oracleは今回の不正行為により顧客を失った被害額は$1.6~$3Bになると主張。SAPはOracleの被害額は$28Mであると主張しており、両社で大きな隔たりが出ていた。


一方、証言を通じてSAPはTomorrowNowを買収する時にOracleから訴えられるリスクを認識していた可能性も指摘されていた。Oracleはその可能性を証明する為にHPの新CEOとなったLeo Apothekerの証言を要求。Apothekerは買収時にSAPでPresident of global customer solutions and operationsであり、PeopleSoftの顧客をSAPに乗り換えさせるビジネスを推進していた。そこで、Oracleは証言を要求し裁判所への出廷を求めたが、Apothekerは拒否。出廷候補日前後は所在地を明らかにしなかったと報じられている。今回の訴訟はSAPが$120M支払う事で一応の決着が見られると思われるが、Oracleの矛先はHPに向き始めているの見方もありApothekerの責任を今後も追及する可能性も指摘されている。

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