2010年12月24日金曜日

Microsoftのクラウド戦略

クラウド強化を図るMicrosoftはMS Exchange Online, SharePoint Online, Office Live Meeting, Microsoft Lync Onlineで構成されるBPOS (Business Productivity Online Standards Suite)でDuPont 58,000 user)、Volvo (18,000 user)等の大手商談を獲得した事を発表。BPOSは既にCoca-Cola, McDonald’s, Starbucks等が利用しており、大手企業での採用が拡大している。但しe-mailをベ-スとしたサ-ビスはGoogle Apps, IBM Lotus Live等もあり、今後CiscoもWebEx mailで参入する事から競争が激しくなってきている。そこでMicrosoftはMS Officeの機能をクラウドで提供するOffice Web Appsを強化する事で他社との差別化を狙い、BPOSとOffice Web Apps (Word, Excel, PowerPoint, OneNote)を統合するサ-ビスOffice365を発表。価格は25人未満の企業には$6/user/月。エンタ-プライズ企業向けにはe-mailだけだと$2/user/月、e-mail, voice mail, ソ-シャルネットワ-ク, IM, Web portal, ビデオ会議, Web会議, 24時間サポ-ト等を含むトータルサ-ビスは$24/user/月で提供。又、今後オンラインCRMのMS Dynamics CRM Onlineとの統合や、教育機関向けのサ-ビスを2011年にリリ-スする事を計画。


Office365発表の翌日MicrosoftはNew York市が10万人の職員を対象にMicrosoftのクラウドサ-ビスを5年契約で合意したと発表。先ずは3万人がBPOSの利用を開始し、その後Office365に拡大を計画。これによりNew York市は年間$10M(5年で$50M)をセ-ブ出来ると発表している。又California州も同日20万人の職員を対象にMicrosoftのクラウドサ-ビス採用で合意したと発表。契約自体はIndefinite delivery/ indefinite quantityと言う納期・ボリュ-ムが完全に確定していない内容となっているが、最大20万人に拡大する可能性がありMicrosoftにとって最大のクラウドサ-ビス顧客となる。カリフォルニア州ではLos Angeles市がGoogleの導入を進めている為、今後州内でGoogle, Microsoftの両クラウドサ-ビスが利用される事となる。ちなみに今回のCalifornia州への販売はSIのCSC (Computer Science Corp.)が行っており、今後現在のシステムからクラウドへの移行等のサ-ビス全般を担当していく事となる。CSCの売上は$50M程度と見られているが、今後カリフォルニア州内で利用が進むGoogleとMicrosoftの両クラウドサービスが其々どう評価されていくか注目される。

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