売上高で米国最大の家電量販店Best Buyが今後1年以内にITプロフェッショナル(e-commerce, application development, business analytics, engineering,
project management等)200人採用する計画を発表。大型店舗による品揃えで成長してきたBest Buyであるが、7-9月の四半期では全米1,100店舗の店頭販売は2.8%のダウンとなる。反面オンラインショッピングは13%の成長を見せており、店頭販売だけでは成長が難しい時代になってきていると判断。そこで自社IT部門を強化し、顧客に対し店頭・オンラインの両面でショッピングのCustomer experienceを向上させる事を計画。又ITの社内活用向上にも力を入れ、社員同士のコラボレ-ション強化とイノベ-ション発掘を促す事を計画。ちなみに米国Retail storeにとって最も稼ぎ時となるクリスマスショッピングシ-ズンはBest Buyも毎年アルバイトの大量採用で対応するが、昨年の29,000人に対し今年は15,000人での対応を計画。スロ-経済とWeb販売拡大がクリスマスシ-ズンにも影響している事が背景となっている。
一方米国の大型百貨店チェ-ンMacy’s(全米に約430店舗展開)も、自社IT部門の強化を発表しており2年間で725名のITプロフェッショナル採用を計画。Best Buy同様成長を見せるオンライン販売のMacy’s.com, 高級ブランド販売Bloomingdaleのbloomingdale.comの強化を計画。また大型ス-パ-を全米展開するTargetも同様にIT強化を発表。
Best Buy, Macy’s/Bloomingdale, Target等リテイルで代表的な企業の店舗販売にもネット販売の影響が大きく出てきており、“Web+店舗”の特徴を活かす事が求められている。その為各社ITを大きく強化し、店舗を保有するメリットを活かす事でAmazon等との競争に臨んでいく事となる。実際”Web+店頭”のUser experience強化はどのような物になるのか、又各社社内ITの強化によりCollaboration, Innovationを引き出そうとしているが、どのように実現していくのかに注目される。
0 件のコメント:
コメントを投稿