Microsoftは現在無償で提供している25GBのストレ-ジSkyDriveをWindows8ではOSに組み込み、OSの一部として簡単にオンラインファイルが扱えるようになる計画を発表。Windows8では従来のWindows User Interfaceが一新され、Metroと言うAndroidのようなスマ-トフォンを意識したU/Iが採用される為、SkyDriveに保存された写真やアルバムはPC、タブレット、スマートフォン等の端末で簡単に閲覧・共有出来るようになる。又SkyDriveのOS統合はファイル保存・共有だけでなく、Windows Live ID(SkyDriveのアカウント設定でも必要となるID)でログインすると、Windows8のPCで設定される言語・アプリケ-ション・タスクバ-等の設定を保存・共有する事が可能となる。これによりどのPCでもWindows Liveアカウントにログインする事で、自分の環境を再現し作業が可能となる。Windows8は2012年に市場への展開が計画されておるが、今後Windows Liveアカウントによる各種サ-ビスの統合が行われ、バ-チャルデスクトップ的な活用が進んでいく事になると予測される。一方10月12日サ-ビス提供開始のApple iCloudはMac, iPhone, iPad, iPod touch等で音楽・ビデオ・写真等を共有・同期できるサ-ビスとなる。これによりiPadでiTunesより音楽を購入すると、その音楽をiPhoneで視聴する事が可能となる。又Documents in the Cloudの対応も行っており、音楽・写真だけでなくドキュメントの保存共有も可能となっている。一つのApple IDで最大10台のApple製品同期が可能となり5GBまでは無料, 10GBで年間$20, 20GBで$40, 50GBだと年間$100の価格となる。
ビジネスユ-ザタ-ゲットのWindows8+SkyDriveと、コンシュ-マ-を意識したApple iCloudは一見異なるサ-ビスに見える。但しコンセプトは共通している部分が多い。そこで今後MicrosoftがWindows PhoneやZuneの強化を狙い、AppleがMacintosh・iPad等でビジネス市場拡大を狙うと、両社のサ-ビスは大きく競合する事となる事が考えられる。そしてWiMax等の無線高速インフラが進化していくと、両社の戦略はユビキタスコンピュ-ティングへと繋がっていくと考えられる。
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