Microsoftは米国最大の書店Barnes & Noble(全米のショッピングモ-ル等に691店舗、又大学内に641店舗)が進める電子書籍事業をスピンオフさせる会社(仮称:Newco)に$300M出資する事を発表。Barnes &
Nobleの電子書籍事業はNookと言うe-book readerで展開されているが、現在のシェアはAmazonの60%に次ぐ2位のポジションで25%、3位はAppleの15%となっている。Barnes &
Nobleは2009年電子書籍事業に参入後技術面に注力。4月に発表したNook最新版には暗い場所に行くと光量を増加させ読み易くするGrowLight機能を搭載。女性を中心に評判が高く、Nookは現在品切れの状態となっている。OSにはAndroidを採用しているが、今後はWindowsへ変更していくと共に、Nookアプリケ-ションをWindowsタブレット、Windows Phoneに展開する計画も進んでいる。(尚Windows Phone OSはアプリの数が7万本に対し、iPhoneのiOSは60万、Androidは40万本と大きく水を空けられている為、Microsoftはアプリの数を増加させる活動を積極的に実施。特に電子書籍には力を入れる為、今回のBarnes &
Nobleへの投資と繋がっている。)又今後差別化対策としてMS Wordの中から電子ブックを開いたり、Skypeを統合する事で電子ブックリ-ダ-にソ-シャルの要素を入れていく事等が推測されている。 又各社共にこの2-3年で$4Bの市場にまで拡大すると言われている電子教科書の市場を狙っており、そこにはGoogleも参入。Googleは2010年Google
eBookstore立ち上げ後、Chrome OS PCのChromeBookを全米の学校に配布開始。現在41の州で数百校に拡大し、そこから電子教科書の購入・利用へ結び付ける事を狙っている。その中で大学構内にブックストアを展開するBarnes & Nobleは有利と見られているが、その利点をMicrosoft + Barnes&Nobleが上手く使えるか、又Apple, Amazon,
Googleがどのような策で強化して戦ってくるか注目される。
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