2012年2月23日木曜日

クラウドの重要性が高まるソフト業界

2011年にエンタ-プライズソフトのOracleはカスタマ-サポ-トのRightNowを、SAPは人事・人材管理のSuccess Factorsを買収。両社共にVertical application強化と見られているが、一方でRightNow, SuucessFactors共にクラウドでサ-ビスを提供している事が重要なポイントであり、Oracle, SAP共にEnterpriseソフトのクラウド化を加速させる為の買収であったとの見方がされている。クラウドはSalesforce.comの成功によりSFACRMでの利用が一般的に捉えられてきたが、ファイナンスや人事アプリケ-ションでもクラウドの利用は拡大しており、経理・人事関連でERPを展開するSAP, Oracleにしてもクラウド対応が急務となってきたと見られている。実際SAPが買収したSuccessFactorsはドイツのSiemens社員42万人にクラウドサ-ビスを提供しており、又2005年設立でFinancial management, Human capital management等をクラウドで提供するWorkdayKleexexティッシュで有名なKimberly-Clark社と57,000人の従業員を対象にクラウドサービスを契約。大手ソフトベンダーもクラウド対応を進めないとシェア喪失に繋がる可能性も指摘されてきている。ERPをはじめCRM,HCM・経理・SCM等を提供するInfor社は同様のサ-ビスを提供しAmazonとの連携でクラウドを強化するLawsonを買収。これによりInforOracle, SAPに次ぐERP業界3位の位置となり今後一段とクラウドの強化を計画。Salesforce.com12月に人材管理のRypple社を買収しSFACRMからサ-ビスメニュ-を拡大。今後SAP, Oracle等大手ソフトベンダ-Salesforce.com, Workdays等クラウド専門ベンダ-、更にInfor,等がクラウドで競争する中でどう市場が変化するか・どの企業が成功するかが注目される。

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