先月のレポ-トでMicrosoft Bingは検索結果に友人がFacebookで”いいね!”を選択しているとその結果を併せて表示する事に対し、Googleは検索結果に友人・知人のコンテンツを表示する事でソ-シャル対応を行う事を報告したが、その後Googleは独自の”いいね!”対応でFacebookと対抗する事を発表。(”いいね!”とはWebペ-ジ・メッセ-ジ等のコンテンツで気に入った時にクリックすると、自分が気に入った事を表現する機能。)Googleの機能は“+1”と言う名称でユ-ザは気に入ったペ-ジやコンテンツの“+1”をクリックすると、誰がそのペ-ジ(コンテンツ)を気に入ったかを管理。その友人が検索で探している情報にマッチすると、誰がそのコンテンツを気に入っているかを表示する仕組みとなる。+1をクリックする時はユ-ザ情報が必要となる為、Googleのアカウントでメイルやチャット等のログインをしている必要があるが、今後Twitterアカウント等の対応も計画。Googleはマイクロブログ“つぶやき”ではTwitterに対抗してGoogle Buzzを提供する等独自の路線を進めてきたが、ユ-ザ数1位のFacebook“いいね!”に+1がどこまで対抗出来るのか疑問も持たれている。
Salesforce.comはキャッシュ$276M, 株式$50Mでソ-シャルメディアのモニタリングを行うRadian6の買収を発表。Radian6はFacebook, Twitter, LinkedIn等のソ-シャルメディアの会話やメッセ-ジから自社・競合の評判を分析するサ-ビスで、Kodak, PepsiCo等を初めとした多くのFortune500企業に採用されている。同様のサ-ビスはConverson, Alterian等専門に対応している企業だけでなく、MicrosoftやSAS等も対応しており市場での注目度が高まっている。今後Salesforce.comはこの技術を自社のビジネスに利用するだけでなく、企業向けSNSのChatterへの展開やSalesforce.comが提供するクラウドのプラットフォ-ムForce.comへの対応を計画。Force.comのプラットフォ-ムで開発するアプリケ-ションはユ-ザの声が容易に入手出来るサ-ビスの提供を計画している。
一方IBMはソ-シャルネットワ-クのデ-タを基にマ-ケティングの投資回収率を測定するIBM Coremetrics Socialを発表。SNSの反応の分析により各種マ-ケティング施策の成果を評価・可視化するサ-ビスを提供する。またIBMのUnica Pivotal Veracity e-mail optimizationではe-mailのリンクからアクセスされる各種ペ-ジ(特典のペ-ジや商品紹介のペ-ジ等)の追跡・分析からブランド力を向上させるWebサイトの構築等のサ-ビス提供を行う。
上記の通り各社クラウドの強化を行う中でソ-シャルメディアに関する対応を強化。今後一段と各種ソ-シャル対応が重要になると予測されている。
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