2012年4月19日木曜日

eGovernment(電子政府)ランキング


国連が実施する各国の電子政府進捗度を調査するUN Global E-Government Survey 2012の結果が発表され、前回(2年前に)行われた調査に続き韓国が1位となる。オバマ政権でe-Governmentを進める米国は前回の2位から5位に落ち、逆に前回5位のオランダが2位となる。ちなみに3, 4位はイギリス、デンマ-クとなり6位以降はフランス、スエ-デン、ノルウエイ、フィンランド、シンガポ-ルがトップ10入りとなり、日本は190ヶ国中17位となる。評価は各国の政府・公共機関のインフラ・人材管理・規制の枠組み・国民の参加等に如何にITが活用されているか、又各国政府のWeb siteが如何に国民に便利・重要になっているか等の視点で評価されている。

Generation Y の将来...


米国の非営利調査機関Pew Research Centerはジェネレ-ションY(アメリカで1975年から1989年までに生まれ10-20歳になる時期にインタ-ネットの爆発的普及を経験した世代)は、常にネットに接続される環境の中、良書を読み込む集中力さえもてれば聡明で明敏な意思決定が出来るようになるとのリサ-チ結果を発表。1,021人のIT関係者や学生等を対象に行われた調査では、2020年に若者の脳は35歳以上の人とは違うネット思考で回答を素早く見出す事が出来るようになると推測。一方で2020年の若者は気が散りやすく、深く考慮するスキルを欠き、容易に得られる満足を求める傾向になるとの見方も出る事となる。結果的に対照的な見方に2分される事となったが、殆どの回答者は2020年の若者には協力して問題を解決する能力・オンライン上での効果的な情報の発掘・情報の質を見極める能力が必要になる事で一致。又自分の考えなのか、それともツ-ルが提供する情報のせいでそう感じているだけなのかの見極めも重要になる事が指摘されている。注意散漫な若者が増加する傾向がある中、ネット接続時に集中する事を身につける為には、ネットから離れる時間を作る等の教育も必要との指摘もされている。ネット社会が拡大し、何時でも何処でもネット接続環境になった時、それを人はどう活かしていくようにするのか重要な課題が投げかけられてきている。

Personal Cloudがデジタルライフの中心に


Gartner2014年までにデジタルライフの中心が現在のPersonal ComputerからPersonal Cloudに変化していくとの予測を発表。ユ-ザは1日の中でスマ-トフォン、タブレット、その他コンシュ--電子機器を使用目的に寄って使い分け、その繋ぎとしてPersonal Cloudの重要度が向上。又、其々の機器の良さ・特徴を活かす事で生産性と満足度の向上に繋がると予測。但しパソコンの時代が終わると言うわけではなく、パソコンも一つの機器として必要時に活用する事となる。Personal Cloudは仕事もプライベ-トでも新しいスタイルでのコンピュ-ティング時代を導く事となり、企業は今後社員に対しどのようにアプリケ-ションを提供していくかの検討が重要になると警告。又、この流れには以下の大きなメガトレンドがある事を報告。
1.        Consumerization: -ザはテクノロジ-に対し知識が増え期待値も多様化。インタ-ネットやソ-シャルメディアがユ-ザに力を与え、モバイル機器の性能が高まる中でユ-ザ自身がイノベ--になる状況となってくる。このテクノロジ-の民主化は今後も進み、企業内でもユ-ザから技術の選択・活用が進む状況となる。
2.        Virtualization: 仮想化技術の進化はクライアント環境に変化をもたらし、アプリケ-ションは以前のようにOSの違いなどから各デバイス毎に対応する必要がなくなってくる。その結果以前はハイスペックの機器でしか使えなかったアプリケ-ションがエントリ-機での利用も可能となってきている。
3.        App-ification: アプリケ-ションの設計・配信・利用方法が大きく変化。企業でのアプリケ-ション作成・活用法にも影響し、同じアプリケ-ションがユ-ザの利用に合わせて各種デバイスで利用される事となる。
4.        The Ever-Available Self-service cloud: クラウドの出現は各ユ-ザに対し無限のリソ-スを提供。アプリケ-ション・コンテンツ・サ-ビスが其々膨大な選択視と共にユザに提供され、ユ-ザ自身が選択するセルフサ-ビスの文化が拡大する。そしてユ-ザが選択した環境はVirtual workplaceDigital personalityとしてオンラインで保存する事となる。
5.        The Mobility Shift: モバイル機器とクラウドの利用により殆どのコンピュ-ティングニ-ズに対応が可能となっており、ユ-ザにとって便利度と柔軟性が大きく向上。ジェスチャ-・音声・タッチ等の各種入力方法も文脈認識向上の技術により、使い勝手と自由度が大きく向上する。

SNSの分析から失業率の増加を予測


ビジネスアナリティックスのソフトウエアを提供するSAS Instituteは国連との共同調査により、ソ-シャルネットワ-ク上の会話と失業率の増加に関連性が見られる結果が出たと発表。SASはソ-シャルメディアの分析を行うSAS Social Media Analyticsと、テキストマイニングを行うSAS Text Minerを利用し、米国とアイルランドにある約50万のブログ・掲示板・ニュ-ス等の情報から分析を実施。その結果、食料品の買い控え・公共機関の利用増加・グレ-ドの低い車への買い替え等に関するメッセ-ジの増加が失業率増加の前兆になっている事を突き止めた。又失業率が増加した後は、旅行のキャンセル・医療費の節約・差し押さえや立ち退き等といったメッセ-ジが増加している事も明らかになる。又米国では他人の落込みやとげとげしいメッセ-ジの増加が見られたのは失業率増加の4ヶ月前、アイルランドでは失業について不安を感じるメッセ-ジが増えてから5ヵ月後に失業率が増加した事も判明。国により傾向の違いが見られる事も明らになる。

2012年3月20日火曜日

Googleのハ-ドウエアビジネス戦略


-ドウエア企業の多くがサ-ビスビジネスへの転換を進める中、Googleのハ-ドウエア戦略が明らかになってくる。Wall Street JournalGoogleが家中にワイアレスで音楽をストリ-ミングするデバイスを開発中と発表。Entertainment deviceと呼ばれる機器は家庭のWiFiネットワ-クに接続し、Bluetoothによりスマ-トフォン・タブレットを含むAndroid -スの各種機器へ音楽を配信。Googleのハ-ドビジネス強化はスマ-トフォン・タブレット等の開発・販売を行うMotorola Mobility買収で判明していたが、その具体的な動きが見えてくる形となる。昨年11月にベ-タ版から正式版となったGoogle Musicもハ-+コンテンツ戦略の一環として捉える事が出来、Appleのビジネスを追随しているとの見方が出来る状況となってきている。尚この記事はGoogleの正式発表に基づいたものでは無い為、リリ-ス時期・価格に付いては触れられていないが今年度中にはリリ-スされると予測されている。
Googleは自社ブランドのタブレットを準備しているとの噂もあり、製造が4月からで初回ロットは150-200万台、ディスプレイは7インチで解像度が1280x800、価格は$199前後になると具体的な情報が出回っている。又Wearable computingと言う身に着けるコンピュ-ティング商品としてComputerized eye glasses(コンピュ--メガネ)を開発しているとの情報も流れる。この眼鏡にはAndorid OSが搭載され3G/4Gの通信・GPS・音声認識等の機能を持ち、話かけることでメイル・電話・検索等の操作を行いその結果がレンズのディスプレイに表示される事となる。電話がかかってくると相手の番号や情報がレンズに表示され、価格は$250-$600の間と想定されている。
Googleは以前Googleブランドのスマ-トフォンNexus Oneを販売し、又Google TVのセットトップボックスを発表する等ハ-ドウエアに関連する動きを見せていたが、今まではパ-トナ-からの提供であった。それに対し今回は自社で開発・製造(と言っても製造はEMS等へのアウトソ-スとなるが)を対応する事で過去とは大きな違いが見られている。Appleのように元々ハ-ドの企業がコンテンツ・サ-ビスを展開する事で市場を拡大した事に対し、電子書籍コンテンツから入ったAmazonはハ-ドウエアの提供(Kindle, Kindle Fire)でコンテンツビジネスを一段と拡大。Googleもハ-ドの提供・強化によりハ-+-ビス/コンテンツでApple, Amazon等と競争していく事が予測される。

タブレットに関する各種発表


以前よりはシェアを落しながらもiPadはタブレット市場で圧倒的なシェアを確保していが、VirginiaCharlottesville市は中学・高校教育の活用でFujitsuWindows 7タブレットを2,000台採用したと発表。その理由の1点が強度であり、iPadはディスプレイのガラス部分が弱く学生がバックパックに他の物と一緒に入れた時に傷付きやすい事が上げられる。その点
Fujitsuは強度が高く落下テストでもiPadよりも強い事で、導入後のメンテナンスコストも安価にすむ事が評価される。iPad以外にAndroidThin clientの評価も行われたが、IT部門が慣れ親しんでいるWindows OSの方が管理が楽になる事を重視。Fujitsuタブレットは最安価モデルでも$729iPad/Androidよりも高価であるが初期投資だけでなく全体のコストで採用となる。
プロバスケットボ-NBAPhoenix Sunsは米国のプロスポ-ツチ-ムとして初めてタブレットの導入を決定。AndroidSamsung Galaxy Tabを選手・監督・スタッフ全員に配布し、日程・詳細スケジュ-ル・ゲ-ムサマリ-等、以前は紙で配布されていた情報の電子配布、及び試合や練習のビデオ等各種情報の提供を開始。NBAのル-ルで選手が試合中のベンチにタブレットを持参する事は許されていないが監督は許されている為、今後他のチ-ムもタブレットを採用し、試合中監督がタブレットを睨んでいるシ-ンが見られるようになる事も考えられる。一方、大手ワイアレス通信業者のSprint3G network2年契約でAndroidタブレットを$100で発表。7インチ・1280x800dpi1.2 GHz dual-core processor1GB RAM16GB storage5メガと2メガのデジカメを裏表に装備する標準的な仕様でアグレッシブな価格を発表。今後一段と価格競争が激しくなりユーザ増加に繋がる事も期待されている。